困ったらどこに相談したらいい?

さて、今日は防衛省の闇について書いていきます。
以前時間外でも残業代も当直代も全くでないことはお伝えしました。他にもよく分からない有給、代休消化があったり、使う時間がなく消えていく話しもしました。

では、誰に相談したらいいのでしょうか?

1番は上司ですよね。ただ、上司がそういったことは改善してくれるはずがありません。仮に不平不満があれば辞めているか、改善要望だして今頃私たちが悩んでいることはないでしょう。つまり上司に相談して改善されることはないのです。

それでは労働基準監督署か?そこでもないです。一度研修医のときに毎日当直でどうでもいいコールで夜起こされまくりイライラしながら労働基準監督署に電話しましたが、こういわれました。「あー、防衛省労働基準法の対象外なんですよね」え、、そういうことあるんだ。門前払いです。

法律事務所なら、、、。無料相談がちょうどあったので相談しましたが同じ返答です。しかも弁護士も防衛省を相手取るのでほぼ負け試合のようで無理みたいです。

色々調べてて人事院が良いのでは?と行き着き早速電話です。「かくかくしかじかで困ってます」「職業は?」「自衛官です」「ということは特別職国家公務員ということですか?」「そうです」「人事院は一般職国家公務員や事務官の対応のみです」え、、、、、、、まじか
そうなんです。人事院自衛官は対象外なんです。
「ではどこに相談するのが良いのでしょうか?」「防衛省に直接相談ですね」

とういう流れで大体の人は分かったでしょう。我々医官は誰にも相談できないんです。防衛省パワハラ相談にも一応相談しておきましたが改善されることは全くありませんでした。まあ当然ですよね笑

我々医官は不条理な仕事や残業などたくさんありますが、それを相談する相手はどこにもいません。組織が嫌なら辞めるか耐えるだけです。ただより高い物はないと勉強になりました。

進路相談

陸海空どこがいいですか?という医大生で最大の選択。診療科はまじでいつでも変更できますが(専攻医登録した後も変えられます。一年遅れたりしますが医者人生長いですし、専門医とっていても給料変わりません)幕は変更できません。陸海空のそれぞれのメリットデメリットを書いていきます。

 

メリット:任地が大量にあり病院によっては専攻医プログラムに乗って部隊勤務中も常勤としてカウントできる。同期がたくさんいるため相談したり、多少融通が利く。結婚を予定していたり、結婚している人は任地の融通も利く。部隊勤務なら有給代休はめちゃ使える。

デメリット:事務手続きの煩雑さでイライラすることが多い。自衛隊がどんどん嫌いになっていく

 

陸のメリットは何と言っても同期が多いことです。部活や診療科でもそうですが、人が多いということはそれだけでメリットです。仕事を多くの人で割り、当直の回数は減り、責任もみんなで分散して持つことで精神的な安定を図ることができます。また産育休もある程度人数がいるため問題なくとることができます。また同期の数が多いためBOC、AOCは同窓会になります。

デメリットは病院勤務だとあまり感じませんが、部隊勤務になると申請やその他書類管理でかなりのイライラを感じることが多くなります。病院だと共有フォルダでどこからでもアクセスできたのに、部隊だとイチイチUSBで取り出してインポートして・・・みたいな感じです。しかもOSはWindows7か8だったかな?化石みたいなものがたくさんあります。

 

メリット:船が好きな人は最高。中央病院勤務以外は金銭的にいい。制服がかっこいい。

デメリット:結婚している人や結婚予定の人で船に長期間乗ることはつらい?勤務地は僻地もありうるので通修が少しだけめんどくさい

 

海は総じて陸空を足して2で割ったイメージです。人数もまあまあいますし、勤務地も大体○○病院とかだったりします。ただ病院によってはかなりの僻地にあることもあるので部内結婚であればいいですが、部外結婚の人は苦労する可能性があります。ただそこらへんはある程度融通はしてもらえる?と思います。またどこかで船に乗ることがあるので船に乗りたい人はいいかもですが、子供とか奥さんが妊娠していたりするとかなりネックになる可能性がアリアス。

 

メリット:空特有の緩さがいい。給料は場所によっては空幕長の次に多いところもある?田舎暮らししたい人とかいいかも

デメリット:僻地勤務多く、車やその他交通費で費用がかさむことが多い。人が少なく融通が利きにくい

 

空はかなりとがっている印象ですが、給料の良さでカバーできます。ただかなりの僻地に行くことが多いので結婚予定の人で相手が家庭に入ってくれるのであればいいですが、相手も仕事をしていきたい人はしっかり考えていくことをお勧めします。また僻地勤務で車などの維持費はそれ相応にかかりますので給料がいいといっても生活費に充てる部分も多いかもです。

 

 

上記のような感じですが私は圧倒的に陸をお勧めします。理由はここでは書けませんが聞いてくれればある程度返信することは可能です。また暇になったら書きますのでこういうこと書いてほしいとかあればコメントお願いします

研修医になると不動産投資の電話来ますよね笑

何となく書く内容が思いつかなかったので不動産投資について書きましょう。

皆さん晴れて研修医になると突然「防衛省人事の○○さんからお電話です」と受付の人から電話が来ます。なんだろうと思って忙しい中出てみると「あのー、節税には興味ありませんか?」と藪から棒に節税を投げかけられます。え?え?と話を聞いていると防衛省公認で話だけでも、と携帯電話の番号を聞き出されつつ、世田谷公園近くのガストか防衛医大近くのファミレス(確かガストだったかな)に半ば強引にセールを受けます。

 

まずこの話の中でおかしな点が2つあります。1個目がなんで防衛省の人事のふりをして電話してくるのか。2つ目がなんで防衛省公認なのに防衛省の敷地内で話をせず外のガストで話すことしかできないのか。まあ簡単に言うとどこかの悪い先輩が研修医ピッチ表を業者に流し小遣い稼ぎをしていて、公認でないので外で会うしか方法がないんですね笑

 

ちなみに節税ですが、住民税は課税所得に対して定率なので節税効果はほとんどないです。大事なのは超累進課税所得税で900万を額面で越えてくると33%かかってきます。なので減価償却や不動産の経費で900万未満にして33%から23%にしようという話です。研修医はたしかMaxでも850?だったかななので節税はいらないです。

 

で、実際にガストであってみるとよれよれのスーツで何となくネクタイが緩んだサラリーマンがいます。ドリンクバー飲みながらこんな話があります。①空室が出来てもサブリースがあるので毎月一定額の家賃収入がありますとか②新築なので入居者が絶えませんなどと言葉巧みに誘ってきます。ちなみになぜこんなに詳しいかというと筆者は実際に聞きに行ったからです。まあ契約してませんが。

 

①:空室保障のサブリースですがサブリース料金として月に1-2万程度出す必要があります。年額だと12-24万と馬鹿にできません。またサブリースも審査がありサブリース会社がOKといった不動産にしか付きません。サブリース会社もほとんど空室の不動産にはサブリースをつけたがりません。何が言いたいかというとサブリースがつく=サブリース料金(12-24万)ー空室による家賃補填料金(家賃)がプラスでないとサブリース会社は儲けがないので絶対に契約したがらないんです。しかも契約書をめちゃ読むと5年で家賃補賃料金の見直しがあるとかちっちゃく書いており、年数がたつと家賃補賃料金がどんどん減っていきます。つまりは空室になってもその家賃よりもはるかに安い補賃料金が入ってこず、空室だと空室代+サブリース代金でかなり持っていかれることになります。

 

②:新築なのでといいますが、あなたが購入した瞬間に中古になります。その瞬間に5000万だった新築ワンルームは4000万の中古ワンルームとなり1000万の損がいきなり発生します。しかもこういった不動産投資の会社は大阪の物件とか福岡とかすぐに見に行けず、しかも土地勘があまりないようなところを勧めるのでいいか悪いのかわからないことが多いです。しかも微妙に駅から遠いんですよね。絶妙です。よくそんなところにマンション建てようと思ったなと思ったくらいに微妙です。

 

まあ、姑息な手を使ってピッチ番号を手に入れ、防衛省人事などとうその名義で電話をしてくるような人たちなのでだます気は満々です笑

 

対処法はただ一つ。間に合ってますといいながらぶちっと切ってください。2-3回かかってきますが、同じように対応してください。そしたらある日かかってこなくなります。カモを見つけたんでしょうね笑

 

ただ不動産投資がすべて悪いわけではないです。私は他大学の先輩から中古不動産を仲介してくれる方を紹介していただき東京都に一件不動産を持っております。現在も2-3件検討中でありいい物件があれば購入する予定です。大事なキーワードは中古不動産です。新築ではなく中古です。医者は1億程度であれば簡単に融資を引っ張ってこれるのでリスクを多少承知でもやる価値はあるかなと思います。私は生命保険代わりとか、節税対策とか、そんなもののために不動産投資をやっているのではなく、ただ単に興味があるから、不労所得があったらいいな、くらいにしか考えていないです。ただの暇つぶしの面が強いですね。せっかく医師免許も持ったんだから医業以外に最大限使わないともったいなくないですか?浪費家と思われそうですが、しっかり堅実に貯金して現在1300万ほど貯金はあります。ほとんどは貯金ではなく投資に回ってますが・・・

 

ちなみに最近スーモで販売価格みたら自分が買った時より1000万程度上昇しており、改めていい物件買えたなとしみじみしております。まあ死んでも売却しませんが笑

てことは総資産は2300万かな?まあ利確していないので何とも言えないですが

 

もし不動産のみならず投資全般で聞きたいことがあればコメントください。国内外株式・投資信託・不動産中心になりますがいい人紹介します。ちなみに紹介料はかかりません。国家公務員ですから副業になってしまうので笑

 

 

 

とにかく申請が遅い

更新が遅くなりました…

さて、今回書くのは書類申請の遅さです。河野大臣が判子をなくそうとしたことは記憶に新しいですが防衛省では未だに判子を使いまくってます。てか、まだFAXが現役です笑
この前はFAXの使い方が分からずスマホで調べるくらいでした。それくらい防衛省のデジタル化は進んでおらず、各種申請は全く進まないのが現状です。

では、医官で何が問題となるのでしょうか?
通修という制度があります。医官は週2回外部病院に研修に行くことができます(ちなみにもちろん無償です)。その申請は最後は陸上幕僚長の印鑑が必要になりますが、これには2ヶ月以上かかります。申請に2ヶ月かかりますのでそれまでの期間は通修は行けません。ちなみに部隊が変わる度にこの申請は必要です。

この申請の間医官はどうするのでしょうか?診療がほとんどない状態で2ヶ月過ごすと確実に腕は落ちます。日中は各自衛隊病院に勤務してますが、自衛隊中央病院以外は患者が屈強な自衛官がメインでやることはあまりないです。内科系なら座学でまだなんとかなるかもしれませんが、外科系の手術が必要な科は死活問題です。

そこで皆自分の有給を使用して勉強に行きます。通修申請が下りるのがかなり時間がかかるがために、自分の休暇を削り勉強しに行くのです。週2回2ヶ月だと単純計算で8日分の有給が消えていきます。辛いですね。

部隊によってはさらにこの申請が遅かったりもします。そうするとどんどん日数が伸びて、有給が消えていきます。

この申請の遅さは何とかしてほしいですね。医官が部外病院に行くのは分かりきっていることなのに。

研修医おわっても・・・

とりあえず研修医から医大に帰る2年間について書きましょうか。

 

ただこの記事を書いているそばから大規模接種センターの延長がNHKはじめ報道がありましたね笑 医官・看護官も人なのでいつ終わるのかわからない支援に本当に疲弊しています。しかも1日の手当て数千円ですからね。基本給にプラスしても微々たるもんですよ。しかも税金はしっかり持っていかれますから。

 

 

さて本題に戻りますが研修医が終わり、これでバイトもし放題!とはなりません。国家公務員なのでバイトは禁止です。専攻医となっても手取りで45‐60程度。東京から離れるほど給料は高くなる傾向にあります。

 

任地はいろいろありますが病院から部隊まで様々です。病院ではいわゆる診療を行い、部隊配属では自衛隊に入隊したい人の合格不合格を決めたり、訓練の診療支援など普通の病院ではなかなかやらないことをやります。病院配属では症例もあり専攻医プログラムに乗れたりもしますが、部隊だと非常勤扱いとなり専門医をとるのに不利になります。まあ専門医持っていても給料変わらないのでどうでもいいですがね・・・笑

 

病院のデメリットはどこの病院でもそうだと思いますが休みがとりづらいです。そりゃそうですよね。外来・入院患者は常にいますし専攻医なので症例が多く降りかかります。その点部隊は休みが多く取れることが多く冬休みでは1か月もとった人もいるとかいないとか。年休代休制度をしったのは部隊に来てからなので今までどれほどの年休代休たちが無残に散っていったのかはわかりません・・・

 

医官は腐っても医者です。なんだかんだ頭がよかったり回転が速いのであれこれと意見を言ううちに部隊の方とけんかになったりもします。自衛隊の中で医官は少し腫れものなところがあるように感じます(もしかして自分だけ?)

 

あ、そうだ。自衛官は特別職国家公務員なので医官も例外なく「当直代」は全く出ません。どれだけ働いても0円です。ちなみに病院勤務では当直・宅直は普通にあります。私も研修医や病院のとき入りましたし月の半分近く入ったときもありましたが0円です。なので定時上がりの科もどんだけ緊オペのある科も同じ病院に勤めていたら全て一律同額の給料です。自分の命を削って当直をしている感じが好きな人は自衛隊に入りましょう。

 

 

とりあえずはこんなところで終わります。こういうことが気になるという人はコメントに内容書いてもらえたら応えられる範囲で回答します

某A医大裏同窓会

某A医大裏同窓会へようこそ

このブログは某A医大卒業生や学生、これから受験して入ろうかと思う人に向けた内容です。

同窓会や同窓会誌はあるのですが先輩方の今とか後輩が学生の現状のようなものを書き連ねるもので、ほしい情報はなかったりします。


さて現在私はどことは言えませんがある部隊にいます。そこでの実際の仕事や実情を中心に話していき、同期などの主にTwitterfacebookInstagramでの情報をもとに肉付けを行っていきます。


ぶっちゃけ、あまり医官の待遇はよくないです。というか最悪です。医学を志す受験生には本当に入って欲しくないです。そのお話はまた今度行います。今日はとりあえずここまでで